第5回全国シンポジウム『日本の国情・2次医療圏の実情を熟考して,理想的医師・医療者育成教育の展開を考える 2016』を開催しました

秋田大学医学部,秋田大学医学部附属病院では11月5日(土),第5回全国シンポジウム『日本の国情・2次医療圏の実情を熟考して,理想的医師・医療者育成教育の展開を考える 2016』を開催しました。

今回のシンポジウムでは,「ALL for Patient Safety  / すべては患者安全のために:医療教育/研修のパフォーマンスレベルを保証すべき各医療機関の戦略とは?-eラーニングの活用と指導者・指導体制の評価によるアクティブラーニングの充実を世界から学ぶ-」をテーマとして、国内外の先生方から発表や討論をいただきました。

当日は県内外の医師のみならず、幅広い分野でご活躍されている皆さまがご参加くださいました。

講演の内容については

基調講演1では、文部科学省 高等教育局医学教育課 企画官の佐々木 昌弘先生から、『進化する医学教育~6年ぶりのモデル・コア・カリキュラム改訂を展望して』をご講演いただきました。

基調講演2では、厚生労働省 医政局総務課 医療安全推進室長 名越 究先生から、『医療安全対策について』をご講演いただきました。

その後のシンポジウムでは、

講演1に、秋田大学大学院医学系研究科 医学教育学講座 教授

総合臨床研修センター長の長谷川 仁志より、

『 eラーニング・シミュレーション教育研修ハイブリッド戦略で

各分野の医学・医療教育研修を質保証する -‘総合臨床教育研修センター’の取り組みと展望-』

講演2に、東京医科大学 医学教育学分野 准教授のR.ブルーヘルマンス先生より

『「患者とともに歩む医療人を育てる」ためのICT活用教育― LMS、eポートフォリオ、eコンテンツの三つの柱 ―

講演3に、大阪府立大学 人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻  教授

看護システム先端技術研究所 所長の真嶋 由貴恵先生より、

『患者安全のための医療技術自己トレーニング用eラーニングシステム -アクティブラーニングとの効果的な組み合わせ-』

講演4に、新潟大学 地域医療教育センター 教授 

元St. Mary’s Health Centerホスピタリストの石山 貴章より、

『米国病院総合診療医(ホスピタリスト)10年間の経験からみたこれからの日本の医療教育・研修』

を、それぞれご講演いただきました。

最後に、特別講演として、Columbia University Medical Center(コロンビア大学 メディカルセンター) 教授の本間 俊一先生より、

『 How to Evaluate Educators to Improve Medical Education Quality - Current Strategy in the US 』

(医学教育の質を改善するために、どのようにして指導者を評価するか?-米国における最新戦略-)

をご講演いただき、今回の第5回全国シンポジウム閉会となりました。

ご出演いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、長時間のお付き合いをいただき誠にありがとうございました。

来年度にも第6回全国シンポジウムの開催を予定しておりますので、ぜひともまた皆様にお越しいただけますよう、心よりお待ちしております。